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絵日記 邪魔! [日記(2016)]

邪魔!.JPG

タグ:絵日記
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映画 ザ・セル(2000米) [日記(2016)]

ザ・セル.jpg ザ・セル2.jpg

 原題は“The Cell”。ちょっと変わった映像の映画です。これがハリウッド?と思ったら、監督はインド出身。一言でいうと、米版サイコダイバー。監督がまさか夢枕 獏を読んでいるわけはないでしょうが、発想はサイコダイバー。人の精神に潜り込んで、精神世界で魔と戦うサイコアドベンチャーです。人の精神に潜入する映画では『マルコビッチの穴』が有名ですがアッチはコメディータッチ、コッチはサイコホラー。壁に開いた穴を滑り降りるとそこはジョン・マルコヴィッチの脳ということでしたが、『セル』では、サイコダイバーも被験者も変なスーツを着込んで宙吊りになり、コンピュータの様なもの使って脳に潜り込みます。一応それらしくなっています。

 サイコダイバーのキャサリン(ジェニファーロペス)が、分裂症の連続殺人犯カール(ヴィンセント・ドノフリオ)の脳に入り込み、誘拐された女性を救う話です。カールは、若い女性を誘拐して水槽(セル)に監禁し、水責めでゆっくり殺し性的快楽を楽しむという異常者。7人目の犠牲者が誘拐され、FBIがカールを捕まえます。カールは逮捕されていたがっていたというご都合主義で、相手は精神異常者ですから何でもあり。FBIのピーター(ヴィンス・ヴォーン)は、女性の監禁場所の発見をサイコダイバーのキャサリンに依頼します。早く見つけないと女性は溺死してしまいますから、一刻を争うわけです。

 分裂症の殺人犯の精神世界ですから、キャサリンはおどろおどろしい(でもない)怪物と戦うことになります。これが『ザ・セル』の見せ場で、なかなかシュールな映像ですが、怪物の一人(一匹)は、ロン・パールマンのヘルボーイ、もう一人はインドの肥ったマハラジャですから笑います。ところが、カールの脳内でキャサリンが迷子になるというドジを踏み、ピーターが救出に向かいます。この装置を使えば誰でもサイコダイバーなれるようです。

 何だかんだで、誘拐された女性は間一髪で助け出され、キャサリンは(脳内で)カールを殺し事件は解決。キャサリンとサイコダイビングさせる研究所は、精神障害の治療組織ですから、何もカールを殺さなくても治療する選択肢もあったのでは、と突っ込みたくなります。
  『ザ・セル』などと分かりにくい題を付けるより、ここは『サイコダイバー』として欲しかったです。それと、夢枕 漠の小説を精読すれば(あるいは夢枕 漠氏をスタッフに加えれば)もっと面白い映画が出来たと思います(笑。

監督:ターセム・シン
出演:ジェニファー・ロペス ヴィンス・ヴォーン ヴィンセント・ドノフリオ

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映画 奇跡の丘(1964伊仏) [日記(2016)]

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 伝説のパゾリーニを初めて観ました。『奇跡の丘』は、原題The Gospel According to St. Matthewで「マタイによる福音書」に基づいたイエスの一生を描いたものです。パゾリーニですから、イエスの存在に新しい解釈を施すのかと思ったのですが、全編セリフは「マタイ伝」のようです。「心貧しきものは幸いである」のような、聖書をまともに読んだことのない私でも知っている言葉が頻出します。

 ストーリーは、マリアの処女懐妊から始まってヨハネによる洗礼、荒野の誘惑、イエスの起こした数々の奇跡、律法学者・パリサイ人との軋轢を経てゴルゴダの丘での処刑と復活と、ごく普通に続きます。ユダの裏切りを肯定するマーティン・スコセッシの『最後の誘惑』や、サディステックにイエスの拷問と処刑を描いた『パッション』のようなセンセーションはありません。『奇跡の丘』は、「ナザレのイエス」をリアルに描きます。イエスを取り巻くパレスチナの庶民の表情を何人も何人もアップで写すことで、イエスその人の存在に実在感を与えます。この映画がドキュメント的と言われる所以でしょう。マリアは、どんな絵画にも勝る「聖母マリア像」です。パゾリーニは、『マタイ伝』を借りて史的イエスを描いたのでしょう。

 律法学者・パリサイ人への呪詛と神の国の到来を説く「山上の説法」は、まさにアジテーション。宗教者と云うより「革命家イエス」です。キリスト教徒でもない人間は、この辺りで感動するしかありません。

監督:ピエル・パオロ・パゾリーニ
出演:エンリケ・イラソキ

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映画 ある天文学者の恋文(2016伊) [日記(2017)]

 原題はcorrespondence、手紙、通信。『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ最新作です。前作『鑑定士と顔のない依頼人』では、オートマタ(機械人形)や絵画オークションという幾分ゴシック的な小道具、背景を使ったラブストーリー?でしたが、本作は恋文がパソコンやスマホで交わされるラブストーリーです。
 天文学教授のエド(ジェレミー・アイアンズ)と親子ほどの年の離れた学生エイミー(オルガ・キュリレンコ)の恋です。初老の男と若い女の恋は、『鑑定士』では女が仕掛けた偽物の恋でしたが『天文学者』では本物の恋。エイミーはエドの教え子ですから、ホテルで別々の部屋を取って密会する道ならぬ恋?。エドの奥方は登場しませんから、不倫かどうかは謎。
 エドとエイミーの"correspomdence"はスマホによるSNS、eメールとPCのTV電話。電話が通じなくなり、やがてエイミーはエドが脳腫瘍で死んだことをを知ります。ところが、エドの最後のメールのタイムスタンプは彼が死んだ後。そして、エイミーの行動を見ているかの様なタイミングで次々にメールが届き、エドの登場するDVDが配達されて来ます。エドは生きているのか、それともメールはあの世から送られてくるのか、誰かがエドの名前を騙っているのか?。映画は観客をこの謎で後半まで引っ張っていきます。

 エドが死んでいることは、電話は通じない、SNS、メールが一方通行などで察しがつきます。若い娘と初老の男の恋、女性の方がゾッコンなのですからとやかく云う話ではないのですが、頻繁にメールやDVDが届くのはストーカーすれすれ。しかも男は死んでいるのですから怖いです。では何故死後にメールやDVDが届くのか。何のことはない協力者がいるわけです。
 この映画のポイントは、現代の恋愛にITを持ち込んだこと、死後も女性との繋がりを保とうする男の恋の執念(妄執)でしょう。エドを天文学者であることも象徴的です。地球で観測される何万光年も離れた超新星は、最早存在していないのです。エドもメールという光を放っていますが、この世には存在しない星だというわけです。

 かつてはエイミーの試験に合わせてタイムリー届いたエドのメールは、次第にズレてきま。つまり、死後までエイミーと繋がろうとしたエドの目論見は脆くも崩れます。つまり、エイミーがエドの軛から自由なる時です。

 といろいろ工夫された映画ですが、いまいちピンと来ません。『鑑定士』は初老の男の視点、『天文学者』はエイミーの視点で描かれています。見ているコッチが老人ですから、エイミーが如何に恋い焦がれようがシラケ、エドの妄執だけが空恐ろしい。60歳を超えたトルナトーレの自戒の映画でしょうか。
 トルナトーファンとしては不満の残る作品です。


監督:ジュゼッペ・トルナトー
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:オルガ・キュリレンコ ジェレミー・アイアンズ


【当blogのジュゼッペ・トルナトーレ】

マレーナ(2000年伊) 
ある天文学者の恋文(2016) →このページ

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ぬか漬けの総復習 [日記(2017)]

 そんなもの復習しなくてもいいのですが、ここのところネタキレで...(笑。ヌカ床自体はコッチを見て頂ければ。私のぬか漬けは、野菜ではなくタンパク質がメインです。要は酒の肴。イワシを漬けてみました。

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三枚におろしてペーパータオルの上   上からもう一枚被せてヌカ床のヌカを適量

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スーパーの袋に入れヌカを伸ばす    一晩冷蔵庫で寝かせてオリーブオイルで焼く

 豚バラ、サンマ、アジ、イワシと安価なものばかり試しました。肴にはアジ、ご飯には豚バラがいいです。野菜は大根の浅漬けが一番。大根の辛味が残っている方が美味しいです。葉っぱ(茎)を漬けてミジン切りにし、熱いご飯にかけてもgoodです。このネタもそろそろ限界です。

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駄犬の誕生日 [日記(2017)]

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 12歳になります。ご主人様より老齢。歯が悪くなりおまけに白内障ですが至って元気。プレゼントは歯磨き用のガム →そんなもの欲しくない、肉をクレ!ですねぇ。

タグ:絵日記
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司馬遼太郎 酔って候 [日記(2016)]

新装版 酔って候 (文春文庫)

 鯨海酔侯の異名をとる(要は酒飲みの)土佐15代藩主・山内容堂(酔って候)、薩摩藩主の父で無位無官の実質上の藩主・島津久光(きつね馬)、松平春嶽、山内容堂、島津斉彬とともに「四賢侯」と謳われた伊予宇和島藩8代藩主・伊達宗城(伊達の黒船)、第10代佐賀藩主・鍋島閑叟(肥前の妖怪)。四人の幕末大名を主人公とした短編集です。『伊達の黒船』の実質上の主人公は、独力で蒸気機関を完成させた提灯屋・嘉蔵で、趣が異なります。この四人は、いろんな意味で異彩を放つ幕末の殿様です。

 小説として面白いのは標題となっている『酔って候』。山内容堂は、貴種がなまじ才能を持てばどうなるのかという典型かもしれません。それだけで飯が喰えると言われた居合いの腕に加えて詩心あり、あふれる自負と自尊心の唯我独尊の殿様の話です。幕末にあって四賢侯とか言われたわけですから、「そうせい侯」(長州藩主)が普通のこの時代の殿様としては出色の部類に入るのではないでしょうか。肥大した自尊心を持つ権力者が四賢侯と持ち上げられ、倒幕と佐幕の幕末の政治世界で如何に行動したのか、という話です。

 容堂は、山内一豊(の妻)を祖に持つ徳川恩顧の大名。一豊自身何の武功を挙げたわけではなく、家康にゴマをすって土佐藩20万石を得た「妻」ばかりが有名な地味な大名。そんな山内家ですから、15代藩主・容堂も、時代が尊皇攘夷、倒幕となっても徳川家に忠義立てをします。容堂は、思想的には流行の尊皇攘夷ですが、その立場は公武合体論。この辺りが「酔えば勤王覚めれば佐幕」と揶揄される所以でしょう。会議も病欠気味の容堂唯一の功績は、大政奉還。発案は坂本龍馬ということになっていますが、勝海舟など幕閣内でも早くから論議はされていたようで、案外、竜馬も勝つから聞いていたのかも知れません。

 『酔って候う』の圧巻は「小御所会議」のくだりです。小御所会議では、徳川慶喜から官位と領地を取り上げる「辞官納地」が議題となるわけですが、容堂は酔っぱらってこの会議に出席し、大政奉還の最大の功労者の慶喜が呼ばれていないこと、慶喜から領地を取り上げるなら土佐も薩摩も領地を返上せよと迫り、岩倉具視、大久保利通とにらみ合います。鯨海酔侯の一世一代の啖呵を切ったわけです。ここまではいいのですが、つい言わでもがなの失言。天皇を小僧呼ばわりしたため岩倉に揚げ足を取られ、休会中に岩倉が容堂を「刺す」という噂を流し容堂を押さえ込みます。居合いの達人容堂が岩倉に刺されるわけはないのですが、天皇の前で刃傷沙汰になれば「朝敵」、泣く泣く矛を納めることになります。ここでは西郷隆盛の策ということになっていますが、本当のところは?。気のいい殿様の正論が薩摩の謀略に破れたというわけです。戊辰戦争で土佐藩は官軍の先鋒として戦うわけですから、勝負は小御所会議でついていたことになります。時勢に乗り切れなかった容堂は官を辞し、連日、新橋、柳橋などで飲みまくり、明治5年多年の飲酒がたたって脳溢血で死にます。 「まっこと」絵になる殿様です。

 今更司馬遼でもないのですが、『関ヶ原』が映画化されたようなので再読。次は竜馬かな・・・。

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絵日記 ヌカ漬けに挑戦 [日記(2017)]

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 NHKきょうの料理でやっていたので試してみました。出演されていたのは、奥村彪生さんです。レシピは、
1.ぬか:500g
2.粗塩:50g
3.水:カップ2 1/2
4.米こうじ:50g
5.湯:60cc(米こうじ用)
6.コンブ
7.削り節
8.赤唐辛子
9.ニンニク
 これをテキトーに混ぜて、冷蔵庫の余り物の野菜を「捨て漬け」。冷蔵庫に保管すると2~3週間で発酵が始まるそうです。ヌカ床は毎日かき混ぜる必要があるらしいですが、これは3~4日に1回でいいそうです。茄子は順調に収穫出来ているし、キューリも植えたので、うまく行けば自家製の野菜で漬物が食べれそうです。

 野菜の漬物はそれほど食べたいと思いませんが、イワシや豚バラ肉の漬物ができるそうで、これが酒のツマミにぴったり。コッチが狙いです。
【追記1】
DSC_0196.JPG なかなかイケます。
【追記2】
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 豚バラ肉を漬けてみました。豚肉をキッチンペーパーで包み、ぬか床のヌカでサンドウィッチして冷蔵庫で一晩。フライパンで焼くだけです。酒のアテに最適、ご飯にも合います。
【追記3】
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 サンマを漬けてみました。やり方は豚バラと一緒。スーパーの袋に包んで、上から押さえて糠をまんべんなく広げればいいだけです。こちらはオリーブ油で焼きます。これもビールのアテに良さそう。アジ、イワシなど青身の魚なら何でもOKのようです。
【追記4】
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 アジを漬けてみました。クセがなくてこれが一番美味しいです。

タグ:絵日記
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お手軽、簡単、読書感想文 夏目漱石 こころ [日記(2016)]

こころ (新潮文庫) こころ  夏休みも残り少なくなり、この時期には当blogの「読書感想文」へのアクセスが増えます。少し時期遅れですが、久々に、「お手軽、簡単、読書感想文」を一編加えます。取り上げるのは、読書感想文の定番?、夏目漱石の「こころ」。多くの高校の教科書に採用された、日本文学の名作です。


 『こころ』を、文豪・夏目漱石の文学作品と思って読むのではなく、謎解き、ミステリと考えると、面白く読めます。青空文庫で読めますから投資ゼロです(笑。『こころ』は、「上・先生と私」「中・両親と私」「下・先生と遺書」の三部から成り立っています。

 「上」では、私と先生という謎の人との交遊が描かれ、「中」では帰省した私と当時の平均的庶民である両親と兄が登場し、先生から私に遺書が届きます。「下」になって、「上」で謎であった先生の過去が一挙に明らかにされます。謎が提出される「上」とその謎解き「下」は繋がっていますが、地方の中産階級の私の家族が登場する「中」にはどこか違和感があります。高校の教科書には普通「下」が採用されます。お嬢さんを巡り、親友のKを自殺に追い込んだ先生の自裁(モラル)の物語として採用されていると思われます。果たしてそうか?。「中」を手がかりに感想文を書いてみます。

以下感想文です。
 『こころ』は、「一見」、下宿先のお嬢さんを巡る先生と先生が自殺に追いやった親友Kの三角関係の物語です。先生はKを出し抜いてお嬢さんと結婚し、先生に裏切られたKは自殺します。Kの自殺を負い目として生きてきた先生は、明治天皇の崩御と乃木大将の殉死に引きずられるように自殺しますから、テーマはモラル?。

 小説は、私と暗い過去を引きずる先生が知り合う「上・先生と私」、帰省した私と両親を描く「中・両親と私」、先生の過去が明らかになる「下・先生と遺書」の三部構成です。「上」で提出される謎が、「下」で解き明かされるミステリー仕立てになっています。となると「中」は何のために存在するのか?。

 私は、父親が病に倒れたために帰郷します。息子の大学卒業を喜ぶ父親、息子の就職を気にかける母親、そして父親の病状を気遣う私の日常が描かれます。父親は
「しかし卒業した以上は、少なくとも独立してやって行ってくれなくっちゃこっちも困る。人からあなたの所のご二男は、大学を卒業なすって何をしてお出ですかと聞かれた時に返事ができないようじゃ、おれも肩身が狭いから」
母親は、
「お前のよく先生先生という方にでもお願いしたら好いじゃないか。こんな時こそ」
兄は兄で、無為徒食の先生について、
「イゴイストはいけないね。何もしないで生きていようというのは横着な了簡だからね。人は自分のもっている才能をできるだけ働かせなくっちゃ?だ」
 これが現在も変わらない世間の常識というものでしょう。先生は家の財産の利息で生活する金利生活者ですから、これもごくまっとうな意見。私は、東京での先生との交流とは異る「世間の常識」と「肉親の情」に反発を覚えるのかというとそうでもなく、母親を安心させるために先生に就職斡旋の手紙を書きます。さりとて先生を忘れたわけではなく、先生と両親の間で揺れ動くといった宙ぶらりんな状況です。
 そんな中、先生の長い手紙、遺書が届きます。

 謎に満ちた「先生と私」、自殺に至る暗い物語「先生と遺書」に比べると、おおらかでありふれた何処にでもある日常です。登場する両親も兄も、ごく常識的な庶民です。大学を卒業したのだから、就職してまっとうな生活をしないといけないと諭され、私は先生に就職斡旋を依頼する手紙さえ書いています。

「先生と私」→「両親と私」→「先生と遺書」と順を追って読むと、小説の流れの中で「両親と私」は異質です。『こころ』が先生とKとお嬢さんの物語とすれば、「両親と私」は無くてもいいわけです。先生の謎、謎解きと自殺の間に、私の両親と故郷のエピソードが挟まれている意味とは何か?。
 先生とKは両親と故郷を失った存在で、私は両親と故郷を持つ存在です。この構成から漱石の意図したものは、観念(思想)に生きる人間(知識人)と肉親・故郷という土俗的なもに囲まれて生きる庶民の対比だと思われます。先生とKは自殺しますから、知識人は庶民に敗北したことになります。「両親と私」のラストで、私は先生の暗い過去は無用だと断じています。これは「先生と遺書」の否定であり先生の否定です。とすれば、なぜ私は危篤の父を残してまで汽車に飛び乗ったのか?。『こころ』は謎に満ちた物語です。

 これで1300字程度です。
 当blogの『こころ』 


タグ:読書
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絵日記 秋ナス [日記(2017)]

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 枝を選定し、根切、追肥をした結果、秋ナスが大きくなってきました。キュウリも順調。ナスは料理の方法も多いので消費できますが、キュウリは漬物、サラダくらいしか思いつかないので消費しきれません。
 トマトの跡がふた畦空いたので、冬野菜なにを植えようかと思案中。
【追記】
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 どんどん収穫。10月中頃まで収穫できるらしいです。

タグ:絵日記
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