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映画 クリムゾン・タイド(1995米) [日記(2010)]

クリムゾン・タイド 特別版 [DVD]

クリムゾン・タイド 特別版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • メディア: DVD
 潜水艦映画です。潜水艦は一度潜ると外部と隔絶されます。人間ドラマを描くには、その閉鎖空間はもってこいの舞台となります。『クリムゾン・タイド』は、潜水艦を舞台にデンゼル・ワシントン、ジーン・ハックマンの2大スターが火花を散らすドラマに仕上がっています。潜水艦映画ですから、お馴染みの緊迫したシーン満載で、こちらも楽しめますす。

 アメリカの原潜が魚雷やミサイルを発射するとなると敵が必要です。ロシアに反旗を翻した極右指導者が原潜を乗っ取り、日本とアメリカに核ミサイルを撃ち込むという危機が設定されます。ちょっと『レッド・オクトーバー』に似ています。このロシアの原潜を向かい撃つのが、アメリカの原潜・アラバマ。艦長がジーン・ハックマン、副官がテンゼル・ワシントンです。ジーン・ハックマンは25年原潜に乗る海軍の古参艦長、かたやテンゼル・ワシントンはアナポリスとハーバードを出た若い少佐で実戦経験ゼロという設定です。
 『U-571』は新米艦長(ベテラン艦長が戦死)と古参兵曹のコンビでしたが、こちらは反対に古参艦長と新米副官です。この設定でふたりの関係はおおよそ察しが付きます。旧世代と新世代の対立です。

 ストーリー上の要点はひとつです。ロシアの原潜が核攻撃する前に先制攻撃する命令がアラバマに届きます。その後の命令が通信機の故障で尻切れトンボとなり、命令が続行されるのか、撤回されたのかが不明となり、この解釈を巡って艦長と副官が対立し、艦全体を巻き込んでの抗争に発展します。

艦長:不完全な命令は命令では無く、従前の命令に従うべきである ⇒核攻撃。
副官:不完全な命令の確認が取れるまで、従前の命令に従うべきではない。先制核攻撃は核の連鎖を生む ⇒命令の再確認と核攻撃の延期。

核のボタンを押すためには、艦長、副官の合意が必要で、副官は同意を拒み(海軍の規程に則り)艦長から指揮権を剥奪し軟禁してしまいます。こういうのアリなんですね。乗組員の中には、新米副官に対する反発から艦長支持派もあり、武装して艦長奪還が図られるわけです。深海に隔絶された潜水艦でのドラマはなかなかよくできています。

 通信の復旧が鍵となります。修理が進まず苛立つ乗組員への説得方法が面白いです。副官は、アラバマをスタートレックの宇宙船エンタープライズになぞらえ、自分をカーク船長に擬して乗組員の士気を奮い立たせます。

 頑固者の艦長を演じるジーン・ハックマンが貫禄です。こうなると年齢がもの言うのですかねぇ。監督のトニー・スコット(『トップガン』撮ってます!)は『デジャヴ』でもデンゼル・ワシントンと組んでいます。ヴィゴ・モーテンセンが艦長と副官の間で揺れる兵器将校を演じています。

監督:トニー・スコット
キャスト:
デンゼル・ワシントン
ジーン・ハックマン
ヴィゴ・モーテンセン

アラバマ.jpg
原潜アラマバ

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コメント 2

NO NAME

いまさらではあるのですが、偶然このページを拝見したところ気がついたので、失礼ながらコメントをば。

勘違いされているのですが、この映画で反乱軍が手に入れたのは陸上のICBM(大陸間弾道弾)ですね。
物理的に制圧され、発射コードも時間の問題で解析されてしまう可能性がある、というシチュエーションです。
アラバマを襲う潜水艦は反乱軍派の『攻撃型』原潜で、核弾頭は搭載していません。
あれはSLBM(潜水艦発射型弾道弾)、要するに核ミサイルを積んでいる戦略原潜である主人公らの『アラバマ』が、自分たち反乱軍へ核攻撃を行う可能性があったため、これを潰すために派遣されたものです。

戦略原潜は機動力が低く、攻撃原潜は戦略原潜を護衛もしくは排除するための艦ですので、アラバマは手ひどくやられてしまった、という感じですね。
飛行機でいうと爆撃機と戦闘機の関係によくたとえられます。
むしろあれで撃沈されなかったのは、アメリカの誇る新鋭原潜の性能もさることながら、やはり艦長以下クルーの能力の賜物でしょうね(後は運かな?)
長文で失礼いたしました。
by NO NAME (2011-11-07 16:02) 

べっちゃん

わざわざ長文のコメントをありがとうございます。
>この映画で反乱軍が手に入れたのは陸上のICBM(大陸間弾道弾)ですね。
そういうことですか。ご指摘を参考に、もう一度見てみます。
by べっちゃん (2011-11-07 21:12) 

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