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映画 K-19(2002米) [日記(2010)]

K-19 [DVD]
 潜水艦を舞台とした映画は、『眼下の敵』『Uボート』『クリムゾン・タイド』『U-571』と見ましたが、だいたいハズレはないですね。潜水艦という閉鎖空間で、ソナーを頼りに見えない敵と知謀を尽くす闘いは、戦争映画の中で独自のポジションを獲得しています。
 K-19ではソナーを使った戦闘はありません。K-19のクルーが闘う相手は原子炉事故です。『K-19』の登場人物は全員ロシア人。ソ連原潜K-19の原子炉事故を扱った事実に基づく映画だそうです。

 登場するのはK-19の艦長ハリソン・フォードと副長リーアム・ニーソン。リーアム・ニーソンが艦長となるはずだったんですが、一言多いのでハリソン・フォードが艦長として乗り組むこととなります。艦長は、党の高官の娘と結婚したために出世したと言うとかく噂のある人物。点数稼ぎでもないでしょうが、必要以上に訓練々々で負傷者続出。

 当然の如く艦長、副長の対立が生まれます(『クリムゾン・タイド』と似ていなくもないです)。この対立が決定的となるのが、原子炉事故で核爆発の危機が生じ、艦内の放射能濃度が限界に近づいた時です。事故を起こした時K-19は、NATOの基地からわずか数マイルの距離。副長は乗組員を助けるため、また付近の船を爆発の巻き添えにしないため、NATOに救援を求めるよう艦長に迫り、艦長は国家機密を敵に渡すくらいなら自爆を選ぼうとします(無線が故障して本国と連絡が取れないという状況にあります)。
 見どころは、冷却水漏れを起こした原子炉の修理に被爆覚悟で挑戦する兵士、リーアム・ニーソンとハリソン・フォードの確執です。
 ここで面白いのは、ソ連の軍隊には党のお目付役として政治将校というのがいることです。政治将校は、艦長の罷免権をもっているんです。K-19の政治将校は艦長に正常な判断能力が無いとして指揮権を副長に委ねます。

 とまぁ、いかにもありそうな話しなんですが、これが実話。Wikipediaで『原潜事故』を検索すると、1961年のK-19から始まって、ソ連だけで何と20件。チェルノブイリもそうですが、ソ連の原子力開発は相当に危ない綱渡りだったことを伺わせます。

 リーアム・ニーソンは何時も人間味溢れる役どころで得しています。今回は、ハリソン・フォードにしてはあまりいいところの無い損な役回りです。

監督:キャスリン・ビグロー
出演:
ハリソン・フォード
リーアム・ニーソン

タグ:映画
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コメント 2

ktm

これとは異なりますが、以前「敵対水域」を読みました。
なんと国家とはエゴなものかと思います。

by ktm (2010-10-07 23:42) 

べっちゃん

ノンフィクションですね、是非読んでみます。
by べっちゃん (2010-10-08 20:45) 

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