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映画 劒岳 点の記(2009日) [日記(2014)]

劔岳 点の記 メモリアル・エディション [DVD]
 明治40年、当時未踏峰であった剣岳に三角点を設け、地図上の空白部分であった立山連峰を測量する陸軍・陸地測量部の測量士(手)たちを描いた山岳映画です。
 主人公の測量士・柴崎芳太郎、案内人・宇治長次郎たちは実在の人物だそうで、日本山岳会初代会長の小島烏水が剣岳初登頂を目指すライバルとして登場します。

 山岳地帯を測量するという地道なテーマで、登場人物が全員善人、立派な人達が力を併せて偉業を成し遂げたという、文科省推薦のような映画です。実際、舞台となった富山県では、県教育委員会が教育映画に選定しているそうです。従って、見ようによっては、これほど面白く無い映画はありません。

 当時、日本地図を作成した陸地測量部(現在の国土地理院)は、陸軍の参謀本部にあったんですね。この測量部のエライさんが、地図の空白地帯である立山連峰を測量しろと測量士(手)・柴崎芳太郎(浅野忠信)に命じます。未踏峰・剣岳に三角点を設けないと地図は完成しないわけで、ついでに剣岳に初登頂して帝国陸軍の威信を示せ、となるわけです。
 
 柴崎は、立山の山案内人、今で言う山岳ガイド、宇治長次郎(香川照之)の協力で地図を完成させます。それだけでは面白くないので、小島烏水(仲村トオル)と剣岳の初登頂を競わせます。当然「官」である測量部の勝ち。柴崎達は、剣岳の山頂で「行者」の使う錫杖(しゃくじょう)の頭と鉄剣を発見し、剣岳の初登頂はすでに行者によって成し遂げられていたというオチになります。陸軍は威信を示せなかったことで怒りまくり、逆に競争に敗れた小島烏水が柴崎たちの偉業を讃えるという人情噺に持って行きます。

ストーリーは平凡ですが、山の映像は美しいです(NHKの「日本百名山」とどう違う?)。

明治の測量官の目線や感覚を大切にするため、空撮やCG処理に頼らず・・・(wikipedia)

CGを使わずに役者を実際に歩かせたんですね。

 個人的に感銘を受けたのが、明治40年の登山の装備です。登山靴 →草鞋履き、雨具 →蓑、ザック →背負子、あれで春山を登るのですから辛かったでしょう。アイゼン無しで雪渓を登ったわけです。

 でお薦めかというと、まぁお薦めです。山の映像が美しく登場人物が全員善人で、安心して見ることが出来ます。

監督:木村大作
原作:新田次郎
出演:浅野忠信 香川照之 松田龍平 仲村トオル

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コメント 2

ktm

大学時代、山岳部で剣岳の雪渓、岩登りルートを歩きまわっていたものとしては、とても懐かしい映像でした。
もう一度、あの景色を堪能したいものです。

by ktm (2014-09-28 11:41) 

べっちゃん

来年は、高校以来の北アにチャレンジしたいものです。と思いつつ、今日も700mの近所の山に行ってきました。
by べっちゃん (2014-09-28 16:31) 

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