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家庭菜園 収穫 [日記(2017)]

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 エンドウはソテーや炊き込みご飯で堪能し、今は茄子がどんどん収穫出来ています。焼き茄子、シギ焼き、味噌煮とこちらも美味しくいただいています。トマトが赤くなったので、水洗いしてそのまま。これも美味いです。スーパーで売っているものとドウ違うんだ?と言われても困るんですが、自分で育てたトマトですから、味はひとしお。

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fireHD8(new) (2) [日記(2017)]

 fireHD8のandroid化が出来たので遊んでいます。

 android化は検索すれば沢山hitします。Google Account Manager、Google Services Framework、Google Play Services、Google Play Store、この4つを入れてplsy storeがインストールできました。chrome、フォト、googleドライブ、OneDrive、evernote、yahoo天気、マップ、日本語変換を使っていますが、今のところ不具合は起きていません。当然lineも入ります。

・chrome

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 ブックマークが同期出来るので、お馴染みのサイトを巡回できてます。スマホに比べると8インチの画面は見易く、複数のニュースサイトをブラウジングしてもストレスを感じません。


・google日本語

キーボードをデフォルトの”fireキーボード”から”google日本語入力”に変えました。文章の末尾とキーボードが重なり入力出来ないというfireキーボードの不具合もなく、使いやすいです。プレインストールの日本語変換はオムロンですから優秀ですが、

・evernote

amazonのappsからインストールしたためか、googleを入れたところ激遅となり再インストール、正常動作に戻りました。キーボードをgoogle日本語入力に変えたので入力が楽です。

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・goole photo

プライムフォトも同様ですが、8インチの画面だと十分楽しめます。古いネガを取り込んで、大量にアップロードしています。

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・googleドライブ、OneDrive

 無料の範囲で、google、マイクロソフト、Amazonに文書をpdf化して預けています。これにevernoteとblogを加えれば大体用が足ります。画面が大きいので、取説のpdfなど読むのが楽になります。

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・office suite

エクセルで作った作図とwaordの年賀状が読めました。これも画面が大きいので楽。

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【fireHD8の使いみち】

 PC、スマホにタブレットが加わったわけです。昔タブレットを使っていましたが、結局中途半端で使わなくなりました。1週間ほどfireを使ってますが、性能も良くなったので実用になっています。

・PC →汎用性と拡張性でPC無しというわけにはいきません。但し、使用頻度は減りました。

・スマホ →電話、メール、SNS、地図。gpsがあるので、自転車でツーリングする時のナビ。

・kindle paperwhite →読書。動きはモッサリですが、読書はやはりpaperwhiteです。

・fireHD8 →無くても困らないが、あればあったで便利。使ってるアプリは、

amazonアプリ:ビデオ、PrimePhoto、マイビデオ、ドキュメント

googleアプリ:chrome、フォト、googleドライブ、OneDrive、evernote、yahoo天気、マップ、日本語変換

 予定表もメールもlineは旧式のスマホ(初代xperiaZ)です。読書も、動作モッサリですが読みやすいpaperwhiteに戻りました。結局8インチのディスプレイを生かした画像、ということになるのでしょうね。プライムビデオ用の端末としては使えます。小さなステレオスピーカが付いてます。音楽は聞けませんが、映画であれば十分使えます。ヘッドフォンを接続しなくていいので楽です。寝っ転がって映画みています。


 fireは4G通信が無いので、wifiの環境のないところではnetに?ぐことができません。自宅中心の使用であれば問題はないのですが、外に持ち出した途端困ることになります。電車の中で使う時は、テザリングでスマホに繋いでいます。面倒ですがそれなりに使えてます。容量さえ気にしなければ、映画だって見ることができます。

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ミニトマトの豚バラ巻き [日記(2017)]

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 映画                 試作

 『深夜食堂3』を見ていたら標題の料理が出てきたので作ってみました。直火で焼く代わりにフライパンで焼き、塩コショウして最後に酒を入れて蒸し焼き。ビールのアテにオツです。

タグ:絵日記
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家庭菜園 [日記(2017)]

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 左が茄子で右がトマト。ナス科ナス属ということが一目瞭然?。

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 ナスは順調に収穫できています。トマトは沢山実を付けていますが緑のまま、あと少し。

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 去年収穫した里芋を種芋にふた畦植えました。↑ はナスのシギ焼き。ゴマ生姜醤油で食べると美味いです。スナップエンドウは枯れてきたので撤去。あとに何を植えようか思案中です。

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映画 オブリビオン(2013米) [日記(2017)]

オブリビオン [DVD] オブリビリオン.jpg

 
 原題:oblivion。地球を侵略する異星人と人類の戦いを描いたSFサスペンスです。
 
1)異星人との核戦争のため、地球は人間の住めない世界となった。
2) 生き残った人類は宇宙ステーション”テット”に逃れ、土星の月タイタンに植民しようと企てる。
3) 植民のため人類は地球に巨大なプラントを作り海水を採取している。
4) 地球には、なお生き残った異星人が蔓延ってプラントの破壊を目論んでいる。
 
 と云う設定で、異星人から採水プラントを守るジャック(トム・クルーズ)とヴィカ(アンドレア・ライズボロー)の物語です。
 
 採水プラントを実際に守るのはドローンで、ジャックはこのドローンのメインテナンス担当。ヴィカは、宇宙ステーションとの通信とジャックの後方支援。人類は宇宙に逃れ、ジャックとヴィガのふたりだけが地球に留まっているという設定です。若い男女ですから、当然想像される関係。このふたりの関係に割って入るのがジュリア(オルガ・キュリレンコ)。
 ジュリアはNASAのオデッセイ号で60年宇宙をさ迷い、電波に誘導されて地球に帰還し、ドローンに攻撃されたところをジャックに助けられます。映画の冒頭、ニューヨークの雑踏にたたずむジュリアをジャックが見つめる映像がありますから、ふたりは知り合い、恋人同士と想像されます。おまけに、人工冬眠から覚めたジュリアはジャックと呼び掛けます。
 
 ここから本題に入ります。ジャックは異星人に捕まります。このスカヴと呼ばれる異星人は何度も登場していますが、鎧のような物を付けた姿は、とても宇宙旅行をする種族には見えません。マスクを外すと現れたのは、何とモーガン・フリーマン!。
 ジャックが戦っていた異星人とは、実は地球で生き残り異星人と戦う人間だったわけです。
 
 これで結末はみえてきた?。最後は、モーガン・フリーマンとジャックが爆弾を抱えて敵の宇宙ステーションに神風攻撃。異星人は滅び地球に平和がという結末。ところが、ジャックは死んだわけではないんです。ジャックはクローンで、モーガン・フリーマンによると、異星人は何万ものクローン戦士”ジャック”を使って攻めてきたということであり、ジャック自身クローン・ジャックと戦っています。何でもアリです(笑。なんとなく 『マトリクス』のバリエーションのような気がします。
 原題のoblivionは忘却、無意識という意味だそうです。ジャックはジュリアを忘却していたということでしょう。で面白いかというと、まぁそれなり。
 
監督:ジョセフ・コシンスキー
出演:トム・クルーズ オルガ・キュリレンコ アンドレア・ライズボロー モーガン・フリーマン

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FireHD8(newモデル) [日記(2017)]

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chrome入れてます

 kindle paperwhite(初代)をかれこれ4年使っています。源氏物語(林先生謹訳)や青空文庫の漱石、織田作もこれで読破。老眼に優しいし、本が貯まらないからいいです。読むだけなら何の不都合もないのですが、端末に何冊も入れると動きがモッサリ、国語辞書(大辞泉)がやや非力、バッテリがヘタってきた等の不満が出て、買い換えを考えていたのですが、Fire HD 8(new)32Gがプライム会員なら9,980円と知って、これにしました。
 wifiでnetにも繋がるし、evernoteも使えて、辞書は新明快や広辞苑?も使えるようです。欠点は、4Gが使えない、lineが使えない(裏技で使えるらしい)、gps未搭載、アプリが少ないということらしいです。コンセプトの問題なので、あれこれ云っても始まりません。スマホがあるわけですから、使い分ければ問題ない。
・4Gが使えない  →モバイルではスマホのテザリング接続
・Lineはない →スマホを使う
・gpsがない →mapはスマホを使う
ということで発注しました。
【取り敢えずの使い勝手】
・読書
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                  辞書をひく
 fireを長時間使ったわけではないですが、初代paperwhiteと比べてさほど違和感はありません。どちらが紙に近いかというと、paperwhiteでしょう。1.3GHz クアッドコアのおかげで語句の指定→辞書は快適です。wikipediaが同時に参照できるので便利。
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6インチに比べ、8インチは少し大きいです。paperwhiteの方が手に馴染みます。369gは読書には重いです。画面が反射する、余白(黒)が狭いので、つい画面に触ってしまいページが送られる。まぁ慣れの問題かも知れません。結論から言うと、読書だけならpaperwhiteの方に軍配が上がります。
・ウェブ
これもクアッドコアのおかげで快適です。専用のブラウザsilkを使ってみました。ブックマーク同期の方法が分からず立ち往生。chromeを入れたいところです。スイッチオンで立ち上がるので調べものは楽です。
・動画
 画面が大きくなってこれも快適です。プライムビデオもパソコンを立ち上げなくいいので便利。一応ステレオスピーカ内蔵ですから、ヘッドフォンを使わず映画を楽しむことができます。すかっりアマゾンの戦略にはまっています。
・evetnote
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ソフトキーボード        青歯キーボード
せっかくなので常用のevernoteをインストール。画面とソフトキーボードが大きくなり、スマホに比べると入力が格段に楽です。但し、キーボードがテキスト画面に被ってしまって入力できない場合があります。片仮名、アルファベットの一括変換が出来ないなど、xperiaのPOBoxには一歩を譲ります。
・amazon drive
amazonですから...。
・純正ケース
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fireHDが使えそうなので純正のケースを買いました。立てて使えるので、ビデオを見るには便利ですが、何か安っぽく3,680円とは高いです。paperwhiteのケースのほうが好みです。
・保護フィルム
専用のフィルムは高いので、100均でiPad Air用を買ってきてカットしました。インカメラの穴が丁度合います。気泡出まくりました(笑。
bluetoothキーボード
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5年前に1980円か幾らかで買ったポケモンキーボードをbluetooth接続で使ってみました。久々に稼働させたのですが、十分使えます。fireHD8専用のケースで立てて使うと、作文にはPC同様に使えます。ますますPCの出番が減ってきました。但し、シフトキーを使うとキーと異なる文字が出る辺りは変わりません。
【Android化】
 Google Account Manager、Google Services Framework、Google Play Services、Google Play Storeの4つをインストールしてplaystoreを入れchromeをインストール。ブックマークが同期され、インターネットは快適になりました。マップ、yahoo天気、フォトを入れましたが、当たり前に使えています。
 
【結論】
 一万円を切るタブレットとしてはコストパフォーマンスはありますが、素のままではamazon専用端末です。Android化すれば普通のタブレットとして十分使えます(fireOSはandroidベース)。
 読書はkindle、モバイルはxperia、web、プライムビデオ、amazon driveはfireということになりそうです。

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父の日 [日記(2017)]

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 父の日は何がいい?というので、明治カールをリクエストしました。中部地区以東は販売中止とかで、関西でも私の住んでいる堺市では売っていません。売っていないとなると食べたくなるわけです(笑。娘がスーパーを数軒回って手に入れた一品。

タグ:絵日記
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又吉直樹 火花 [日記(2017)]

火花 (文春文庫)  今更ながら『火花』を読みました。

 話としては、売れない漫才師の徳永が、これも売れない漫才師・神谷の奇矯な行動やその「漫才哲学」を描いたものです。
 大阪出身の作家ですから、織田作のような?関西弁を多用した文体かと思ったのですが、会話文はベタベタの関西弁ですが地の文章は端正な書き言葉。舞台が吉祥寺、上石神井、渋谷ですからそうなるのでしょうか、意外でした。
 
 徳永は営業で神谷に出会い、その特異な芸風に惹かれ弟子入りします。この小説の基本的な構造は、冒頭の神谷の言葉でほぼ明らかになっています。
 
漫才師である以上、面白い漫才をすることが絶対的な使命であることは当然であって、あらゆる日常の行動は全て漫才のためにあんねん。だから、お前の行動の全ては既に漫才の一部やねん。漫才は面白いことを想像できる人のものではなく、偽りのない純正の人間の姿を晒すもんやねん。つまりは賢い、には出来ひんくて、本物の阿呆と自分は真っ当であると信じている阿呆によってのみ実現できるもんやねん
 
 神谷は「本物の阿呆」であり、徳永は「自分は真っ当であると信じている阿呆」ということになるんでしょうか?。例えば、公園で出会った赤ん坊をあやすシーンです。神谷は、漫才ネタの「蝿川柳」で赤ん坊を泣き止ませようとします。
僕は蝿きみはコウロギあれは海、
まわりのウケを狙ったギャグではなく、本気で「蝿川柳」で赤ん坊を笑わせようというのですが、こんな人いるんですかねぇ。神谷は次々に「蝿川柳」を繰り出し赤ん坊は笑うどころかよけいに泣き、お母さんは引いてしまうという結果に終わります。ついで徳永が挑戦 →「いないいないバァ」。
 この「蝿川柳」と「いないいないバァ」の落差が神谷と徳永の差です。神谷が自分の漫才哲学を推し進めて行くと何処にたどり着くのか?、その時徳永は何処にいるのか?。
 
 徳永と相方・山下の漫才コンビ”スパークス”=『火花』は次第に売れ出し、徳永は高円寺の家賃二万五千円の風呂無しアパートから、下北沢の家賃十一万のマンションに引っ越します。それなりの成功を収めたということでしょう。
 ブームが去り?、徳永の仕事も徐々に減ってゆきます。そんな折、相方・山下の恋人が妊娠し、山下は生まれてくる子供のために徳永にコンビ解消を持ちかけます。徳永にとって、中学生の頃に出会いコンビを組んできた山下こそが漫才の総てであり、スパークスは解散し漫才を辞めた徳永は下北沢の不動産屋で働くことになります。これが徳永のたどり着いた場所です。そこで徳永はこう考えます、
 
一度しかない人生において、結果が全く出ないかもしれないことに挑戦するのは怖いだろう。無駄なことを排除するということは、危険を回避するということだ。臆病でも、勘違いでも、救いようのない馬鹿でもいい、リスクだらけの舞台に立ち、常識を覆すことに全力で挑める者だけが漫才師になれるのだ。それがわかっただけでもよかった。この長い月日をかけた無謀な挑戦によって、僕は自分の人生を得たのだと思う。
 
えらく真っ当な感慨です。又吉が描いたのは、人生が輝いた束の間の「火花」=「青春」だったと言うわけです。
 では神谷は何処にたどり着いたのか、神谷が行き着いた「笑い(漫才)」の地平がこの小説のオチです。徳永の青春は一瞬輝き終わりますが、輝くこと信じて終われない人間もいます。言い換えれば、「笑い」という神に憑かれた男の悲劇でしょう。「漫才」という文言を「革命」と置き換えても「国家」と置き換えても成り立つわけです。とするなら『火花』は、ひどく真っ当な小説だと思われます。

タグ:読書
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絵日記 えんどう豆ご飯 [日記(2017)]

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 育ちすぎたスナップエンドウの実で、えんどう豆ご飯を炊いてみました。ほんのり塩味で美味しいです。ソテーにするよりこちらの方が評判がいいです。

タグ:絵日記
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新田次郎 劔岳〈点の記〉 [日記(2017)]

新装版 劒岳 ―点の記 (文春文庫)  この物語が始まる明治39年当時、劔岳は未踏峰であり日本地図唯一の空白地帯。この穴を埋めるため、劔岳に三角点を設ける陸軍参謀本部・陸地測量部の苦難の物語です。


 立山連邦の一峰である劔岳は、弘法大師が草鞋三千足を使っても登れなかったという伝説を持ち、山岳信仰によって「登れない山、登ってはならない山、針の山」と呼ばれています。この「禁断の山」に測量官・柴崎芳太郎と案内人・宇治長次郎が挑みます。

 内務省の一部局であった陸地測量部(現在の国土地理院(国交省)の前身)は明治22年に陸軍参謀本部に移され、管理職は軍人(武官)、技術職(測量士)は文官という組織です。


 測量部と劔岳初登頂を競う、日本山岳会が登場します。この物語の前年明治38年に結成された日本山岳会もまた、唯一の未踏峰・劔岳の初登頂を目指します。明治40年の夏、劔岳初登頂を狙って測量部と山岳会が凌ぎを削る熱い夏だったわけです。


 地図を作るために劔岳に登る柴崎にとって、陸軍の面子のために危険を犯すことは本末転倒ですが、初登頂を逃せば組織の中で生き残ってはいけない。長次郎は、劔岳に測量部を案内するきとは地元の禁忌に触れることになります。

 劔岳を「登ってはならない山」とする立山山岳信仰、陸軍の威信にかけて初登頂を目論む陸地測量部、成果の欲しい日本山岳会、この三大噺の狭間で測量士・柴崎と地元の案内人・長次郎のドラマが成立します。


 三角点を設定するには、高さ4.6mの覘標台を設けその下に三角点の標石を埋めるとう作業がともないます。測量士は、三角点設置、観測の機材を背負いルートを開きながら登るわけです。ルートが整備され難所には鎖や梯子が整備された「道」を登る現在の登山とは比較になりません。しかも現在でも難易度の高い劔岳を登るわけです。日本の山の多くは、こうした測量士によって初登頂がなされルートが開かれたということも頷けます。

 山を開いたのは測量士だけではありません。山岳信仰に支えられた行者の集団です。本書でもこの行者が重要な役割を演じます。立山の行者の残した「(劔岳は)雪を背負って登り雪を背負って帰れ」という言葉の謎を解き、雪渓を登って初登頂に成功します。

 頂上で、彼等は錆び付いた錫杖の頭と剱を発見します。劔岳は奈良時代に行者によってすでに開かれていたことになります。柴崎隊が初登頂でなかったことが分かると参謀本部の熱は冷めます。急峻な劔岳に三等三角点の機材を運び上げることはできず四等三角点が設置され、測量部の正式記録にも記載されません。柴崎等の登頂を一番評価したのは、皮肉にも日本山岳会の小島烏水だったのです。小島烏水だけはなく、立山温泉に下りた柴崎には、剱岳の初登頂を成功させた柴崎を「シバアサマ」と称える湯治客が待っていたというオチがつきます。


 木村大作の監督撮影で映画にもなっています。映画は立山の山岳映像が売りですが、小説の方は測量士・柴崎と案内人・長次郎の人間ドラマです。地図と首っ引きで読むと面白いです。

タグ:読書
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