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個人的なメモ この1年 読書・映画編 [日記(2011)]

薬指の標本 (新潮文庫) 薬指の標本 SPECIAL EDITION [DVD]  【読書】
 昨年は57冊読んだのですが、今年はウォーキングを始めたりスマホで遊んだり、何だかんだヤルことが多かったので、読書は44冊と全くふるいませんでした。今年の収穫はドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」読破。19世紀のロシア小説が今日でも「読める」ということが驚きです、文学なんでしょう。今年のベスト5です。

グレアム・グリーン 情事の終わり
映画「ことの終わり」が面白かったので再読。大学生の頃読んでこの「カトリック小説」がもうひとつ理解できませんでしたが、「不倫」の分かる歳になって「神」も分かったと云う笑い話。不倫小説、ミステリーとして始まって信仰告白の小説として幕を閉じます。ひょっとして、グレアム・グリーン版「大審問官」?などと思ってしまいます。

小川洋子 薬指の標本
映画を見て原作を読むという変則的な読書ですが面白かったです。当時の感想文を読むと「ほとんど『日本霊異記』の世界です。」と書いていますが、小川洋子のメタファー世界は魔法です。人気の「猫を抱いて象と泳ぐ」も読みましたが、「薬指の標本」の方が個人的には好みです。

デイヴィッド・グターソン 殺人容疑
これも映画『ヒマラヤ杉に降る雪』の原作です。WWⅡ当時の日系米国人の排斥を背景に殺人事件と裁判を扱ったミステリですが、物語にはミステリで括れない奥行きがあります。北米の針葉樹林帯にしんしんと降り積もる雪、音を吸収されて静かに佇む街、そこで繰り広げられる静かな人間の愛憎劇は読む者の心を打ちます。

山本兼一 利休にたずねよ
昔からある、利休vs.秀吉の心理的葛藤のドラマです。美の司祭である利休と現世の権力者秀吉の闘いで、勝ったのはどちらなのか?。切腹の前日から時間を遡る構成が秀逸です。

高野和明 ジェノサイド 
今年のベストセラーですね。人類の滅亡と再生を扱い、エンタテイメントとしてよくできた小説です。読み出したら止まりません。
このミス、週刊文春の国内部門第1位にランクインしました。

高校生の時に挫折してウン十年、やっと読破できました。「光文社古典新訳文庫」亀山郁夫訳です。訳がこなれていて読みやすかったのか、こちらに忍耐力が付いたのか不明ですが2ヶ月かかって読破しました、意外と面白かったです。さすが「大審問官」は歯ごたえがあります。感想? →読んだ、読んだ!。

【映画】
 今年は157本で(本当はモット見ていますが、blogに書いた本数)、200本の去年より相当少ないです。いろいろやることがあって、10月以降減ったのが要因です。ショップで借りてくるDVDがだんだん減って、NHK(BSシネマ)の放映を録画して見ています。さすがNHK、名画を沢山保有しています。リクエストも可能なのでせっせとメールしていますが、いっこうに放映してくれません(笑。

薬指の標本(2005仏)
怪異譚が好みなのでこういうのには眼がありません。小説「薬指の標本」の見事な映像化です。靴という触媒によってヒロインの肉体が昇華されてゆきます、エロスの極致です ⇒変態かアンタは?(笑。
思いあまって小説と映画の対比までやってしまいました。 
 
絵に書いたようなアメリカの中流家庭が崩壊してゆく様は、見事としか言いようがありません。ケヴィン・スペイシーがいいです。これ、ホームドラマですよね。

黙秘(1995米)
アメリカ北部の荒涼とした風景を舞台に、四人の登場人物が織りなすサスペンスです。家政婦の主人殺しと夫の殺害というふたつの事件の背後に潜むドラマ、それを演じるキャシー・ベイツに圧倒されます。「悪態が生きるよすが」・・・これには泣かされます。

情婦(1957米)
これは面白かったです。タイトルが「情婦」ですが、アガサ・クリスティー原作のれっきとした法廷ミステリー。マレーネ・デートリッヒにお会いできて、二重のドンデン返しがあり、映画の醍醐味を堪能できます。

テキサスの五人の仲間(1966米)・・・NHK/BS
復刻されるまでは、amazonの中古市場で1万円の高値を付けていました。ポーカーゲームをテーマとした西部劇。拳銃をぶっ放すアクションも無いし、幌馬車が疾駆することもなく、テキサスの田舎町のホテル兼飲み屋を舞台に、5人の男たち+1人がひたすらポーカーに興じる話しです。

《番外》人間の条件 第一部 ~第六部(1959日)・・・NHK/BS
五味川純平ベストセラー「人間の条件」の映画化。全6部9時間半の大作です。見る側に「人間の条件」とは何かを突きつける映画です。

◆来期課題◆

【読書】
過大な目標を立てずに1週1冊が目標。1年で52冊→10年で520冊です、後何年生きられるか分からないし、読む本も選ばないとダメです(笑。「カラマーゾフ」を読んだから言うのではないですが、もっと古典を読むべきでしょうね。「源氏」にでも挑戦しますか(笑。

【映画】
 これを見たい、という映画がだんだん減って来ました。隠れた名画があるはずなので情報収集してせっせと発掘します。と言ってもレンタルショップではなかなか見つからず、NHK(BSシネマ)頼りの面もあります。「情婦」「テキサスの五人の仲間」の様に古い映画にもいいものがたくさんありそうです。

タグ:読書
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